2013年7月7日日曜日

「トレンド先取り」

ボーカルのハント鈴加です。

私の季節がやって参りました。
気持ちよい具合に暑くなってきました。
最高潮の暑さの時はさすがに疲れますが、汗がじわっとする今くらいの季節はパーフェクトだと思います。
猫もおなかを見せることが増えてきた。



最近、祖父母のことを考える機会がありました。
アメリカの祖父母の遺品というのがあります。
大好きです。私がもらったものもあるし、両親がもらってていずれ私の手に渡るものもあります。

いくつかを...


この写真では、下に敷いてあるレースは、ひいおばあちゃんが手造りしたもの。
右上の銀のティーポットは、お湯を入れると暑くなり、素手では持てない。
左下の白いお皿のコレクション(一杯あります、お皿、小皿、ボウル、カップ、大皿、等)はお姉ちゃんがもらうもので、真ん中あたりの赤い模様があるコレクションは私がもらいます。2人の好きなテイストが違ってて良かった。遺品争いをすることがありません。
時々、ちょっと特別な日(誰かの誕生日、クリスマスとか)にはこれらのお皿でご馳走を食べます。ずっと大事に使っていこうと思ってるものです。

それに比べて、日本の祖父母からの遺品はほとんどありません。
戦争で一度全てが焼けてしまったからです。
戦争の恐ろしさは、遺品がなくて寂しい、という次元を越えるものなので、文句は言いません。
先祖の肖像画がどこかにありましたが(おじいちゃんにそっくりだった!)あれはどこにいったのだろう。

日本のおじいちゃんは身体が弱く、戦争には行っていませんが、家が焼かれ、アメリカの戦闘機に狙われ、職を失い、人生が狂いました。
アメリカのおじいちゃんは戦争に行きました。
日本で負傷し(日本軍の発砲)、一命をとりとめ、帰国しました。
それでも、私の両親が付き合いはじめて、お互いの親と顔合わせをしても、祖父母達は大歓迎だったそうです。日本のおじいちゃんは「この人と結婚しなさい」と言ったとか(笑)アメリカの祖父母は初対面で暖かくハグしてくれたとか。

私だったら苦しかった時代、辛かった経験をいつまでも引きずり、心を開けることができないかも。それとも過去の経験と、今の現実を分別することができるだろうか?
分かりません...。
頑固なので、多分引きずる方だと思いますが。


今日のBGM


Anais Mitchell のアルバム "Young Man in America"。今年買ったアルバムですが、大好き。ずっと聞いてます。なんとなーく現在よりも過去に目を向けている(先祖達が希望を持ってアメリカの地にやってきたことを含め)アルバムなのかな〜と思っています。親子のテーマの曲、ラブソングの曲、羊飼いの曲、港の曲...。
インタビューでは Anais さんが「30になっても子供がまだいないことを自覚している」というようなことを言ったみたいです。今の私の心境にぴったりだからこんなに好きなのかな?
なんしか、いいです。





 トレンド先取り


 今、パイレーツ内で堆肥作りがはやっています。
これから来ますよ!

毎日たっぷり入れていた生ゴミはどこにいったのだろう?
下の写真のように綺麗な黒い土になっています。
(右側のステンレスはスコップです。)
楽しいですよ〜。
始めたい方、考えている方、いつでも質問・相談してください。